こんにちは。紙のデザインが大好き、印刷デザインプロ、舞ventの中道です。


年賀状という文化
私が生まれた時にはすでに年賀状はありましたが、年賀状は平安時代から似たような文化があったとされています。
実際に官製はがきで年賀はがきとなったのは昭和20年頃、元旦に配達されるのもこのあたりから始まったと…何かに書いてあった記憶があります(不確かで申し訳ありません笑)
少なくとも僕が幼稚園の頃に年賀状を初めて書いた記憶があるので、40数年前には完全にあったわけです。
私自身の世代は携帯電話やデジタル時代は大人になってからですので、年始の挨拶といえば年賀状という世代になります。僕の息子らは小さい頃は友達とやりとりしていましたが、年始の挨拶がデジタル化されてからは、かなり少ない世代だと思います。
ちなみに私自身は商売柄でもありますが、まだ年賀状は商売も個人も活用しています。
年賀状を出す?出さない?
年賀状を出す、もしくは返信するなど、当然個人の自由です。ただ私個人の感覚からすれば年賀状が元旦に届くと嬉しいです。自分自身がその気持ちが続く限りは私も止めるつもりはありません。
ただ年賀状を出さない理由の1つに「面倒臭い」「時間がない」など、出したい気持ちはあってもストップしてしまう理由があるからだと推察します。
つまり「面倒でなく、時間に余裕があれば止める必要がない」ともいえます。
ただし、もう一つ「お金がかかる」と理由もついていきます。
まとめると「お金がかからず、お手軽に時間とられずに新年の挨拶をしたい」ということになります。
ではソーシャルネットワークのサービスが最適では?となりますが(笑)簡単すぎるのも失礼という変な気持ちが邪魔をします。面白いものですね。
じゃできる限りコストがかからずにお手軽な方法をはがきに印刷することを前提に考えてみましょう。
自分で作る?依頼する?
まずコストを考えます。
昔は念願状の印刷といえは印刷会社に依頼するか手書きで作成する、ということが前提でした。
家庭にプリンターがある家など少なく、また作成するパソコン、ソフトなどもありませんでした。
徐々にスタンプ的なものを組み合わせたり、芋版(いもばん)とか今の人はわからないと思いますが、プリントの前段階の手法も出てきました(芋版は昔からあったかもしれません)
僕の記憶では僕が小学校の時に「プリントゴッコ」という押し印刷方式の版で印刷する物が発売されました。これかなり印刷の原理をコンパクトにまとめた優れものなんです。
その後に僕が大学を卒業するくらい。今から25年前くらいには家庭用パソコンとプリンター、そしてその後はインターネットが普及して今現在となりおます。

前置きが長くなりましたが、まず自分で作る場合。当然デザインに関するお金はかかりませんね。ただ自分の時間が取られてしまいます。
ましてや慣れない作業の場合は1日潰れてもおかしくありません。パソコンが得意な人は手間ではありませんが、不得意な人はコスパが悪いと言えます。
次に依頼する場合。写真サービスのお店、インターネット他、いわゆる自分以外の人にお金を払って完了することです。こちらは自分の時間は取られませんが、お金がかかります。
つまり安くするなら時間が取られるし、時間を削ればお金がかかるというわけです。どっちにしましょうか??(笑)
プリント料金に騙されないこと
少し違う目線で見てみましょう。
たとえば枚数がある程度多い方、50枚以上としましょう。少しでもお金がかからない方法で自分で作る方法を選んだとします。
50枚、だいたい写真入り年賀状の印刷金額の相場は5000円〜7000円程度です。
そしてこの時期に必ず家庭用プリンターが激安で6000円〜8000円くらいで販売されます。そこで思います。
「今年はお金がかかるけど、このプリンターを購入しておけば来年からインク代だけでお金がかからないのでは??」
確かに長い目でみればコスパが良いようにも感じます。しかし実際にインクを購入したことがある人ならわかりますが、インク代、4色(6色)カラーでだいたい5000円くらいします。
何かと兼用して使うから一石二鳥では?なんて思いますけど、そもそも家庭用プリンターほど使いそうで使わないものはありません(笑)
あと気をつけるのはインク代金。プリンター本体は確かに年々値下がりしていますが、インク代は年々上がってます。もしくは容量が微妙に少なくなってます。
さらにいえば自作の最大の難関はプリントしている間の時間またはトラブルです。宛名印刷もあわせると両面プリントして時間と労力、かなりつらいです。
まとめ
あくまで私個人の意見ではありますが、年賀状は自分がもらって嬉しい間は続けていただけることをオススメします。自分がもらっても返信が面倒、とか思い出したら、逆に終活年賀状のように「もう年賀状は出しません」という宣言も選択肢の一つです。
また年賀状は続けたい、という方は自作より依頼されることをオススメします。
依頼する、というのは準備は自分ですることを含みます。準備以外の作成、印刷までを依頼することをオススメ、ということです。
たとえばスマホにある写真をアプリで挿入して、そのまま送信すれば年賀状のデザインが出来上がる、なんてサービスは山ほどあります。スマホが苦手な方は自分で写真データをお店に持ち込んで「この写真とこの写真でこのデザインでお願いします」でもいいんです。自分で家庭用プリンターで印刷するよりずっとコスパが良く仕上がりもキレイです。

最近はよく自分でデザインして、プリントまでして販促物を作成される方がいます。もちろん得意だったり、全く苦にならない方はOK。ただ…上記年賀状と同じく、時間を削って…とか、休みの時間を利用して…なんてカタチで販促物を作っているアナタ!!(笑)絶対に専門業者に依頼することをオススメします。
販促物だって魂が宿る大事なツール。気持ちが乗らずに作成したものにお客様を呼び込む力はありません。そうであれば、企画は自分自身だったとしても、業者さんと打ち合わせして、お客様にできるだけストレスが乗らない(笑)販促ツールを作成することが大事です。

餅は餅屋。何か印刷物やデザインで困ったことがあればお気軽にご相談くださいませ。
舞ventでは無料相談を随時承っております。お気軽にご相談ください→無料相談はこちら
僕自身のプライベートな日々をブログ更新しています。どんな人物か気になる方は(笑)読んでみてください→印刷デザイン事務所「舞vent」の日常