ブログ 印刷について

印刷物の適正価格とは?

こんにちは。紙のデザインが大好き、印刷デザインプロ、舞ventの中道です。

相談者Kさん
印刷のデザインの価格って安すぎても心配だし、追加料金なんてこともよくあることなのかな?
舞vent 中道
価格(請求)はどの商売でも一番気になりますが、印刷価格って世間的にはあまり知られてませんよね?価格の仕組みについて考えてみましょう。

印刷価格の仕組み

印刷価格を簡単に分けると「デザイン料金」「印刷料金」に分かれます。

デザイン料金は打ち合わせなどを通じてゼロから作り上げる印刷前までの完成品のことを言います。昔なら印刷ありきで必ずデザインしたものは印刷することが前提でしたが、インターネットの普及により「データ納品」という概念も生まれました。つまり印刷しない、もしくは印刷の必要性がないデザインだけで完了するという仕事もあります。

印刷料金は文字通り「紙を刷る」時に発生する料金のことです。先ほどの話と重なりますが、昔はデザイン料金も含めて印刷料金という使い方をしていました。印刷というには紙に印字することで商品になる時代しかなかったのです。もっと言えば僕が印刷会社に勤めていた時はもうすでに終わってましたが、見積なしで請求書だけ、つまりかかった費用丸ごと請求していた時代があったそうです。バブリーですね(笑)

現在は「デザイン料金」「印刷料金」別々で見積を参考にして検討する、という流れが主流です。

デザイン料金について

単純にデザイン料金ですが、紙面が大きくなれば高くなる、という概念が基準になります。

たとえば小さい印刷物の代名詞として「名刺」があります。少し大きくなってA4サイズのフライヤーやパンフレット、もう少し大きくなってB4、B3サイズの新聞折込チラシ、そしてA1、A2サイズのポスターというとわかりやすいでしょうか?

名刺の両面のデザイン料金とA4サイズの両面のデザイン料金が同じだとちょっと不思議ですよね?

確かに名刺でもA4サイズのチラシでも、デザインに関わる時間が同じ場合もありますし、むしろ名刺の方が時間がかかる場合もあります。しかしながら基本料金としては小さい印刷物の方が安い価格設定になっているのがスタンダードです。

あとは適正価格ですね。もちろん手持ちの予算とも相談になりますが、名刺のデザインが5万円、と言われると選択肢から外れてしまいますね(笑)ただ、世の中には名刺デザインが5万円…存在します(笑)

言ってみればデザイン料金というのは「言い値」とも言えます。ですので手持ち予算が多い人は価格関係なく、選択肢を増やしてもいいと思います。

以前も「失敗しない印刷会社の探し方」というブログを書きましたが、「無料相談」や問い合わせから予算や納品方法などを確認できる印刷デザイン会社を選ぶことが重要だと思います。

つまり事前にいろいろ相談ができる印刷デザイン会社が良いということです。

印刷料金について

先ほども記載しましたが、「紙を刷る」料金のことを指します。「印刷は自分で手配します」こういう要望もあります。これはネット印刷というツールが台頭してきているからです。

データを自分で扱うことができる人は自分で印刷手配ができる時代なんです。印刷会社必要ないですよね…(笑)

とはいえ、やはり印刷の知識は皆さんが持っているわけではありません。むしろ知らない人の方が未だ多いです。自分で手配して失敗すると取り返しのつかないことになる場合もあります。

今回は「価格」について書いていますので、印刷価格について詳しく書いてみましょう、と言っても今の時代は「名刺 料金」などで検索すると印刷価格がすぐにわかります。

だいたい700円(片面1色)〜2000円(両面カラー)くらいで推移していると思います。

気をつけていただきたいのは、最初に言ったように、これは印刷料金だけの表示です。デザイン料金は含まれていません。自分でデザインした、もしくはデザインはすでに完了しており、データを自分が持っている前提の料金になります。

よく「名刺なんてネットで安いところたくさんある」なんて言われることもありますが、あくまで印刷料金だけの表示を見ての感想だと思います。デザイン料金は含まれておりません。ここ注意ですね。

そして僕個人の意見ですが、だいたいネット印刷の価格は適正価格です。2〜3社チェックしていただいたら横並びなのもわかると思います。

ただこれはあくまで簡易の印刷料金だけに限ります。加工がある印刷物は大きく金額が異なります。折パンフレットとか冊子とかですね。名刺やチラシなどは差額がほとんど各社ありませんが、加工がある印刷物は必ず相談することをオススメします。

最後に大事なこと

価格が高いから印刷物の完成度が高いとは限りません。これはデザインも印刷も両方言えます

あくまでオペレートしているのは人間です。僕の結論はやはり「相談ができる会社」そして「親身な対応を感じられる会社」をオススメします。どの商売でも同じですね♪

当社でもこの2つを信念に印刷物を作成しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

舞ventでは無料相談を随時承っております。お気軽にご相談ください→無料相談はこちら

僕自身のプライベートな日々をブログ更新しています。どんな人物か気になる方は(笑)読んでみてください→印刷デザイン事務所「舞vent」の日常

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中道一帆

中道一帆

舞vent 代表 校正のレスポンスの素早い対応を生かした、印刷デザイン全般を編集。納期を必ず守ることで信用を高め、また印刷業界20年以上の経験から忖度ない印刷の現実を解説しています。

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