こんにちは。紙のデザインが大好き、印刷デザインプロの中道です。
印刷デザインの金額
まずどうしても気になるのが「金額」となります。当たり前ですね（笑）印刷デザインというのは金額は正直言い値です。
例えば名刺のデザイン料金が1万円という人もいれば2000円という人もいます。どちらも正解です。ただ金額が高いからデザインが良いと思うのは早計です。安いから悪い、というのも少し違うと思います。
つまりそれぞれの人（会社）によって価格方針が違うため、金額だけでデザインの良し悪しはわかりません。
そもそも依頼をする方には、ある程度の「予算」があると思います。ですので予算を大きく超える会社に依頼するのは危険でしょう。先ほども言いましたが良い悪いが不明だからです。
1つの解決策としては相談ができる会社が良いかもしれません。今時ですのでメールもしくはお問い合わせフォームなどから「〜の予算で考えてますが、ご対応は可能でしょうか？」と相談してみます。
相談の対応でも判断ができることもあります。基本的なことですが「返答が早い」「わかりやすく丁寧に返信がある」「金額明示がハッキリしている」などです。
印刷デザインの質
金額と同等に大事なのが印刷デザインの質です。これが金額より優っている人も多いことでしょう。それはそうですよね。自分の希望と違うデザインにお金は払いたくないですから（笑）
スーパーで違う商品を購入したときは返品対応してくれるところがほとんどだと思いますが、デザインが自分が思っていたのと違う、と返品する人は少ない、いやできないかもしれませんね。
僕が言うのもおかしいですが、確かにデザインが上手な人と下手な人はいます。上手と下手という表現が的確かわかりませんが、希望に近いものが出来上がるか、そうでないかという表現の方が正しいかもしれません。当然希望に近いものをデザインしていただける人に依頼することが望ましいですが、ではどう選択肢を絞っていきましょうか？
デザインの実績を確認する
ホームページもしくはSNS等で自分のデザインを了解を得て公開している人がいます。これは一番わかりやすいかもしれません。
「あ、この優しいデザイン私好み」「空間を生かした感じが今回の思いに合っているな」など。デザイン実績があれば実績に似たものをお願いします、と依頼することも可能です。
もし何らかの理由で実績が公表されていなければ、問い合わせて「デザイン実績を見せていただくことは可能ですか？」と確認することも良いかもしれません。個人情報の関係で難しいこともありますが、情報が世に出ている印刷物なら問題は少ないと思います。
こちらからネットなどで見本を確認してもらい「このようなデザインを希望します」と要望するのもアリです。ただ伝え方が不十分だと、本当にそのまま作成される場合もあります（笑）コミュニケーションは十分取りましょう。
レスポンスの早さ
いざ依頼しても納期に間に合わなければ、どんな良いデザインも商品になりません。自分が完成品を納品して欲しい日程や数量などを伝えることが大事です。
ただし、僕から言わせていただくと、そういった納期や数量、校正スケジュールなどは最初に確認することが常識です。もし問い合わせの返事が1日以上営業日内でない場合は、即判断し違う選択肢を取ることをオススメします。僕が言うのもおかしいですが、世の中に選択肢はたくさんあります（笑）今回だけじゃなく長い付き合いになることもある印刷デザインです。必ずコミュニケーションが高いか低いか自分で判断して、少しでもやりとりに不安を感じたら、しっかり断ることも大事です。
最終的には自己判断
どんな商売でもそうですが、最終的には自己責任です。もし希望通りの印刷デザインに巡り合わないのであれば、何かしら事前調査に問題があったのかもしれません。
ネット社会ですので、すぐに検索しがちですが、地元に良い印刷会社があったり、灯台下暗しのこともあります。僕は京都の舞鶴という田舎で商売をしておりますが、舞鶴には良い印刷会社が多数あります。提携している会社もあります。ネットより対応が早い会社もあります。地元の評判は周囲の人間に聞いてみれば情報が得やすいかもしれません。何でも検索するクセがあるなら考え直してみましょう。
ただまずは気になったら問い合わせがベターです。問い合わせフォームがない、メールやSNSで問い合わせても返事がないのは問題外です。選択肢から外しましょう。
まだまだ不明な点があると思います。数回に分けて皆さんにはお届けしたいと思います。
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