

折込チラシとは
そもそも新聞から考えてみましょう。
新聞とは基本的には時事的なニュースを紙を用いてできるだけ早く、かつ詳しくお伝えするメディアです。そこに折り込まれる(挟み込まれる)チラシがそのニュースと相乗効果でユーザーに伝える役割を行います。
新聞は主要一般紙から政治の機関紙、産業別の専門紙、業界、学校、または地域別など多種多少のエリアで「新聞」という名称で発行されています。
全てにおいてチラシの折込が可能なわけではないですが、だいたい折込料金を払うことでチラシを挟み込むことができます。これを一般的に折込チラシと言います。
新聞機能の衰退
インターネットが主要なメディアになる前は新聞が一強のメディアツールでした。また早朝から配布されることで情報伝達速度が最速だったということもあります。
前日の夜にあったことが早朝に詳細にわたって詳しく書かれているものがポストに投函されるわけです。あらためて新聞の配達技術は凄いですね♪
しかし今や数秒遅れで情報は皆に伝わるインターネット技術が発達し、ほぼリアルタイムで知ることが可能になりました。

インターネットが新聞にとってかわるメディアになることは必然でした…が全てが変わるわけではなく新聞はまだ残っております。さらに言うなら地方紙やコミュニティ紙は発行部数を伸ばしているところもあります。
新聞折込を続ける理由
情報は最速、内容も詳細まで、スマホですぐに確認できる、インターネットは最強です。同じく販促情報を配信すれば皆が瞬時に確認できます。新聞折込チラシがなくとも十分じゃありませんか?
ではなぜ一部上場企業が新聞折込を続けるのか?ユニクロは毎週新聞折込チラシを続けております。
答えは簡単です「効果があるから」です。
ユニクロというアパレル業界だから、ということもありますが、他電機、ドラッグストアなどのフランチャイズ系列も新聞折込を続けております。
もう一度言います「効果があるから」です。
裏事情的なものを考えるとすれば、新聞会社との忖度や大きな力があるかもしれません(笑)ただ販促費を100%経費にするわけにはいかないので、効果があることにお金を使いたいのは企業として当たり前の話です。
まず人間の物欲の原点をよく考え抜かれたものが新聞折込チラシをはじめ、紙を使った販促物だといえるかもしれません。
手に取るという行動
紙の販促物を見る時ノーハンドで見ますか?(笑)必ず手に取ってみるでしょう。
人間欲しいものは「手に掴み取る」「手に入れる」などの言葉のように必ず手に関連しているはずです。触れると言い換えてもいいかもしれません。
ユニクロを例にとってみましょう。
皆さんもインターネットで服を購入されたことがあると思います。想像とは違う失敗の購入もあるでしょう(笑)
実店舗で試着して失敗ということは相当少ないはずだと思います。
ユニクロのチラシは当初は価格訴求でした。999円〜など。レイアウトも価格重視でしたが、いつからか商品点数の多種多様性や高額商品も掲載するようになりました。
チラシの利点としては「時間をかけてみることができる」ということです。つまり時間の余裕がある、言い換えると購入意欲が高い人とも言えます。ターゲットと購入に連動しています。
インターネットでも高額商品の販売はありますが、どちらかと言えばインターネットはより安価で良い商品を探すツールとも言えます。つまり時間がない価格重視のユーザーです。
電機店で価格だけ確認してAmazonで検索していませんか?(笑)そういったユーザーは短期的には獲得できますが、長期的には難しいですね。
ユニクロが狙っているのは長期的な視点です。その一つとして折込チラシを利用していると思っています。
もしユニクロが折込チラシをやめるのであれば、僕も商売の転換期ですね(笑)
どうでしょうか?紙という販促物の効果もまだまだ捨てたものじゃありませんよ。

飛びついたSNSやインターネットの販促だけにならず、もう一度会社案内や販促ツールを紙で再検討してみませんか?思わぬ発見もあると思いますよ♪
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