こんにちは。紙のデザインが大好き、印刷デザインプロ、舞ventの中道です。
名刺という印刷物
印刷物といって真っ先に思い浮かぶものは「名刺」が一番ではないでしょうか?
古代中国では、7世紀ごろから貴族や高官が名前と称号が記された木製の札を用いていましたそうです、すごいですね!
19世紀の産業革命により印刷技術が進歩し、名刺の大量生産が可能となりました。
この時期から、名刺はビジネス上で一般的になり、個人の名前だけでなく、所属する組織や連絡先などが含まれるようになったそうです。
いわゆる91mm×55mmの今のカタチになったのは20世紀になってからですね。
先ほど中国、と言いましたが、古くはヨーロッパでも使われていますから、世界的な印刷物とも言えます。
ちなみに印刷の規格は万国共通ではないので、サイズは微妙に違います。もちろん言語(フォント)も違いますよ。
デジタル時代の必要性
ブログタイトルを「紙の名刺は無くならない?」とクエスチョンマークをつけましたが、これは無くなる可能性はもちろんありますが、5年、10年で世の中から消え去ることは無さそうに思います。
ただ名刺を保管する、という作業は無くなりつつあるかもしれません。
昔は名刺をファイリングして、連絡先をそのファイルから探し出し、電話で連絡する、という作業が必要でした。
現在は紙の名刺交換はしますが、その名刺をアプリで保存したり、すでにLINEやSNSのツールで繋がっているので、特に名刺を探して情報を得る、という作業は不必要になったと思います。
ただし完全にデジタルに移行しそうな名刺ですが、なぜ未だに紙の名刺が必要なのか?次に考えてみましょう。
挨拶ツールの巨頭
名刺交換という作業は、社会人の1つのルールだと思います。もしかしたら文化と言っても言い過ぎではないかもしれません。
初見で挨拶をする時に名刺があるとなんとなく出だしの会話が弾みます。
「今日名刺持ってないんですよ」
なんてこともあります。これってミスに近いです(笑)
グループで名刺交換タイムの時に取り残されたことはありませんか?
確かに後日名刺を持参してお尋ねするというキッカケづくりにはなるかもしれませんが、そこまでの間柄にすぐなれるでしょうか?
「お世話になります。○○会社の□□と言います。本日はよろしくおねがい致します」
浅いお辞儀と紙の受け渡し、なんとなくほっこりする時間ではないでしょうか?
これがスマホをお互いだして、ピッなんてデジタル名刺を交換した時にほっこりできるでしょうか?いやできないことはありませんが、ちょっとクールすぎませんかね?
ただし今後時代の流れは、接触をしないビジネス、も伸びる要因ではあります。無駄を省くと言い換えてもいいですね。
人間がロボットにどんどん仕事を奪われて…とはいえ、ロボットと名刺交換することはありませんからね(笑)
しかしコロナ禍に人と会えなかった寂しさ…思い出してください。
そういう意味では名刺、いや紙のツールはまだまだ人間には必要だと思ってます。
ビジネスはクールじゃなくホットでこそだと思います。
逆に忘れられない名刺を作成する方が成功者とも言えるかもしれませんね♪
デザインお手伝い致しますよ(笑)
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