こんにちは。紙のデザインが大好き、印刷デザインプロ、舞ventの中道です。


校正とは
いわゆる「校正」という名称は印刷物を作成するにあたり、全般的な意味で内容について変更・修正依頼のやりとりを意味します。
私の経験上、印刷物のデザインのやりとりで初回の提案でそのままOK、ということはかなり少ないです。
伝票などの帳票類の印刷物については、そのまま見本通りに作成した時に「OKです」と一発回答になる場合がありますが、そもそも人間の心理において「何か変化を加えたくなる」という概念があります(笑)
面白いものですね。そのままでもいいのに、何か改良をしたくなるんですね♪
修正・変更する時に注意すること
初めての打ち合わせをするお客様と想いが通じ合わない時があります。
お互いのクセとでもいいましょうか。何回かやりとりをしていると好みの色やデザインが多少なりともわかってくるものです。
もちろんその関係性に甘んじて同じような提案ばかりするのも進歩がありませんが、基本的な意向には沿うことができる下地みたいなものが回数を通じて出来上がってくるのが印刷デザインの面白いところでもあります。
ただ、それでもどうしても譲れない想いなどを印刷物で表現したい時に、何回も何回もやりとりをすることもあります。
前提としてとことんまで付き合ってくれない業者さんはNGです(笑)ただあまりにも全面的に何回も何回も変更するのも失礼になるかもしれませんので、お互い自分がお願いした時にどういった気持ちになるか自問自答してみるのも一つの感じ方です。
では修正・変更する時にどうすればスムーズに相手に伝わるか?基本的なことを記載します。
まず想いが伝わっていない、という場合、何かしら伝え方に不備がある場合もあります。
明らかに「1」という数字を「2」に変更してください、といって修正ができていない場合は印刷デザイン側に落ち度があります。しかしふわっとしたニュアンスの指示の場合、修正を度々確認しながら作業をするとデザイン側は考えてしまうので、対応時間もかかるし、再度確認依頼をすることもありますので二度手間です。
たとえば「だいたいこのあたりに見所を記載してください」などの修正指示。
だいたい、適当に、配置お任せします、などの文言はあまり使わない方が賢明です。受け手も何も修正をわざと間違えようとはしていません(笑)指示通りに100%修正しようと思っていますが、あまりにふわっとした指示の場合、100%にならない場合が多いからです。
すごく原始的ですが、印刷物の修正は一度プリントアウトしたものに赤で修正箇所を指示入れるのが一番わかりやすいです。
最近はPDFファイルに文字記載して返信していただくという手法もあります。基本は同じですね。
要するに自分が依頼しているプロの業者さんといえど、お客様に接することと同じく、わかりやすく丁寧に伝えることが大事なのです。
今後、長いお付き合いになるかもしれない印刷デザイン業者さんにも気分良く仕事をしていただくとパフォーマンスも上がりますし、価格だって勉強してもらえるかもしれません。それは言い過ぎでしょうか(笑)
修正や変更のやりとりで「思い通りにしてもらえない」などストレスを抱えたくないですからね。お互い様に。
まとめ
必ず出てくる修正・変更のやりとりは、修正の箇所の大きい小さいの問題ではなく、大きい修正があろうとも、しっかりと修正指示をいただければ「本当に良い印刷物を作りたいんだな」と感じることができ、こちらも気持ちよく仕事ができます。文字や時には電話などで修正指示をすることもあると思いますが、しっかり丁寧に印刷物を作る思いと、相手の立場にたって考えてみてください。
丁寧に対応すればしっかりと良い印刷物が必ずできますよ♪
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